■合格奮戦記

平成29年度

今年もすべての受験が終わりました。第1志望校に合格した生徒もいれば、残念ながら第1志望校の合格を手にできなかった生徒もいます。
どの生徒も最後まで懸命に頑張り続けた結果です。大きな拍手を送りたいと思います。みんな胸を張ってそれぞれの学校へ進学してもらいたいと思います。
 Be Goingのような小規模の個人塾では、大手塾のような能力別クラス編成、豊富な教材、多くの生徒が参加する模擬試験等、できないことがたくさんあります。しかし、逆に小規模塾では、生徒一人ひとり個別に必要な学習課題を見極め、きめ細かく指導していくことができます。その結果、大手塾ではなかなか成果の出なかった生徒でも、その生徒の持つ最大限の力を引き出せるのではないかと思っています。
 以下、今年の生徒(大手塾からの転塾生,並行受講生)たちの学習成果です。
 
    入塾前と後の偏差値推移      合格校
 A君     41 → 48     南山中学男子部、名古屋中学、他
 Bさん    46 → 58     滝中学、愛知淑徳中学、他
 Cさん    47 → 54     愛知淑徳中学、金城学院中学
 D君     50 → 55     南山中学男子部、名古屋中学、他
 Eさん    54 → 62     愛知淑徳中学、愛知中学
 Fさん    54 → 61     滝中学、愛知淑徳中学、他

 

■A君の場合…
 前の塾で色々とあり、力を出し切れないまま受験まだ4カ月を切った10月、A君はBe Goingにやってきました。とても明るく元気な生徒で、すぐに他の生徒とも打ち解け、下の学年の生徒たちの間でも人気者になっていきました。
 学習面では、早い時期から長く受験勉強に取り組んでいた生徒にありがちな症状が出ていたように思います。すなわち、一言でいえば、受験勉強に対しマンネリ化の症状が出ていたように思います。
 マンネリ化するとどうなるのか、長い時間勉強したり、沢山の問題を解いたりはしているのに、そこから吸収される知識量だったり、学習内容だったりが非常に少なくなってしまいます。ただ問題を解いて、答えあわせをし、間違いを直す、そこまでで終わり。間違えた問題から得られる知識等への意識が低いため、「わかる」だけでなく「できる」まで学習を深めていくという意識が希薄で、学習効果が上がりにくくなっていきます。
 A君とはクラス授業の他に個別指導で対応し、受験までの短い期間に臨みました。苦手な単元や入試本番では落せない基本的な問題を1題1題丁寧に一緒に解くことと、それら問題の解き直しを徹底して行いました。幸い、国語力がかなりあり、その分他の教科に指導時間を振り分けることもできました。(こうしたフレキシブルな時間配分も小規模塾ならではで、画一的な大手塾ではそうはいかないと思います。)
 授業と同時に、自主学習の時間の学習内容についても、A君に必要なことを整理した『学習課題シート』を毎週手渡し、その予定に沿って学習を進めてもらいました。
 受験本番が近付いてきた冬休みあたりからかなり集中力も高まり、一時のマンネリからも脱して勉強へのアプローチも非常によくなっていきました。そして志望校の一つ南山中学男子部(第一志望の名古屋中学ではありませんでしたが…)の合格を見事勝ち獲ってくれました。

 

 追記:その後、A君のもとに第1志望の名古屋中学から追加合格の知らせがあり、大変喜んでいました。これでA君は受験したすべての中学に合格、晴れやかな気持ちで4月からの新しい学校生活をスタートさせることができると思います。本当におめでとう!よくがんばった!


 
 

 

 


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