合格奮戦記 令和3年

年も受験シーズンが終わりました。毎年合格に向けって必死に勉強する生徒たちとともに、その生徒たちの指導に全精力を傾け過ごす日々の後はしばし放心状態…、2週間ほどが経ってやっといつも通りの時間を取り戻せてきた感じです。

 

 今日から数回にわたり今年の指導をふり返りつつ、生徒たちの合格記を書こうと思います。これから受験される方々の何か参考になることがあればいいかなと思います。

~勉強量のコントロール~

塾からの帰宅後も毎日夜遅くまで勉強し努力を続けていたが、思うような成果がなかなか出せない、そんな5年の夏休み前に、AくんはBe Goingにやってきました。

Be Goingに来てまず初めにやってもらったことは、夜遅くまで勉強することをやめてもらうことでした。学校と塾、そして帰宅後日付が変わるあたりまで勉強。東海中学に合格したい、合格させたい…という

本人とご両親の気持ちはよくわかりましたが、夜遅くまでの勉強で疲労が蓄積し、効率の良い勉強ができているとは思えませんでした。スポーツでアスリートたちがよく陥る『オーバートレーニング』という状態があります。もともと力のある子が成績の伸び悩みに陥る原因の多くがこの「オーバートレーニング」、すなわち勉強のやり過ぎなのです。Aくんはそんな状態でした。もちろん、ハードワークをこなしていける小学生もたくさんいます。が、まだまだ体力的にも精神的にも個人差の大きい小学生は、周りの大人や指導者の見極めが大切です。塾の言われるままに宿題をこなし、テストに備えての長時間の勉強がかえって成果を上げる妨げになる場合もあります。

 Aくんは、夏休み後、完全にBe Goingに転塾。そこからは、Be Goingで順調に…、とは言えませんが、それでもしっかりと学習ペースを守りながら東海中学合格を目標に頑張り続けてくれました。入試数か月前は入塾以前より夜遅くまで勉強していたようです。でもそれができたのは、精神的な成長はもちろん、体力的な成長が大きかったように思います。

入塾前は40台前半が多かった偏差値も62学期以降は、N能研やM進研の模試でも常に60台をとるようになり、そして、最後は見事念願の東海中学の合格を勝ち取りました。

彼の指導で特に心掛けたことが、「100%の力を答案に出させること」でした。当たり前と言えば当たり前すぎることですが、これがなかなか難しい。小学生はちょっとしたことで、できてたはずの内容が急にできなかったり、ミスが増えたりと、なかなか安定しない。日々の彼の様子を見ながら、厳しく叱ったり、褒めたり、励ましたり(叱ったことが一番多かったかもしれません…)。もちろん勉強量をコントロールしていくのも塾の役割です。そうした指導の継続が彼の合格の一助となっていたとすれば、指導者としてはうれしい限りです。

どこの塾も教える内容、指導法に大した違いはありません。Be Goingの指導も何か特別な手法があるのかと言えば、正直そのようなものはありません。違いがあるとすれば、目の前の生徒の合格を思い、その思いにかける時間です。特定の(一人の)、その生徒を希望の中学に合格させるのは、大勢の生徒の中のだれかが東海中学に合格する、というわけではないのです。預かったその生徒が東海中学に合格してもらえるよう指導していく、特にAくんは転塾してきてくれた生徒です。転塾を後悔してほしくなかった、という思いは強くありました。そういった意味では、Be Goingは大手塾とは違うアプローチをしています。

 

 最後は塾の宣伝のようになってしまいましたが、Aくんの東海中学合格は、Aくんを常に支えてこられたご家庭のサポート、そして何よりAくん本人の努力であることは間違いありません。本当によく努力したと思います。この努力こそ彼の中学受験を通しての大きな財産になるのだと思います。


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